アメリカ永住権を求める人間ドラマ

アメリカ永住権

映画のキーワードの1つでもあるアメリカ永住権(通称:グリーンカード)ですが、正式に取得するにはどのように取得することが出来るのでしょうか。

グリーンカード

アメリカの永住権及び、その資格証明書(永住者カード、Permanent Resident Card、過去には Alien Registration Card または Alien Registration Receipt Card、Form I-551)は、一番最初の証明書が緑色だったことから「グリーンカード」と呼ばれています。永住者カード(グリーンカード)の更新は10年ごとに行われます。(永住資格について再審査があるわけではない)

永住権を取得してから5年後(米国市民と結婚している場合は3年後)してから、帰化(市民権取得)申請が可能になっています。デザインは定期的に変わっていて、2010年の登録証は名前通りの緑色になりました。

グリーンカード取得するには?

家族によって取得可能

1.米国市民の最近親者・・・米国市民の配偶者と子供(未成年未婚)、米国市民(成人)の親、米国市民の寡婦

2.米国市民や米国永住者の家族・・・米国市民の子供(未婚成人)、米国市民の兄弟・姉妹とその配偶者・子供(未成年未婚)、米国永住者の配偶者・子供(未成年未婚)、米国市民の子供(既婚成人)とその配偶者・子供(未成年未婚)

雇用によって取得可能

1.米国雇用主によるスポンサー

2.卓越技能労働者(EB1-EA: ノーベル賞受賞者や国際的なスポーツ選手)、米国に貢献し得る知的労働者(EB2-NIW: 研究者など)は、米国雇用主によるスポンサーは不要です。

3.投資によるもの: EB-5 immigrant investment visa(投資永住権ビザ)。

投資による米国人雇用創出を目的とした投資移民プログラムです。申請期間は約1年と比較的短いのが特徴になっています。通常規定は100万USドル以上で、直接雇用が要件とされています。その一方で、時限立法(パイロットプログラム)の特別規定では、特定の地域センター(Regional Center)内であれば、最低投資額が50万USドル以上になっています。また、間接雇用も認められています。パイロットプログラムの有効期限は2012年10月とされています。

3.抽選によるもの(DV-2014:Diversity Immigrant Visa:(多様性移住ビザ。通称グリーンカードくじ)

年1回の抽選に当選すれば、比較的早く永住権が発行されます。当選確率は地域ごとに差があります。数100~数1000分の1の確率になっています。過去5年間でアメリカ合衆国に、5万人を超える移住者を送り込んでいる国(バングラデシュ、ブラジル、カナダ、中国本土、コロンビア、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ハイチ、インド、ジャマイカ、メキシコ、パキスタン、ペルー、フィリピン、韓国、ベトナム、北アイルランドを除くイギリスとその領土)は除外されています。

4.政治亡命

5.難民

申請から取得までに要する時間は、申請資格(取得手段)と出身国によって、数ヶ月〜十数年かかると言われています。

永住権と市民権の違い

次の理由で永住権を失うことがあります。(市民権は虚偽申告・不利益な事実の隠匿によって帰化した場合を除いて剥奪されることはありません)

1.特別な理由がなく(政府・米国企業からの海外駐在など)長期間(再入国許可なく1年以上)米国を離れて米国居住の実態がないと判断された場合

2.所得税申告を怠った場合

3.重罪を犯して有罪判決を受けた場合

公務員とセキュリティクリアランスを要する職への就労には制限があります。

連邦、州、郡、市町村、いずれのレベルにおいても参政権(選挙権・被選挙権)はありません。一部の学区においては、子どものいる外国人に教育委員選挙の選挙権・被選挙権を認めています。

住所変更を市民移民局(USCIS)に届けなければなりません。(永住者以外の外国人も同様)

配偶者間の贈与税そして遺産税の取り扱いについて違いがあります。(両者が米国市民の場合は非課税)

兵役(現在は停止中)を拒否出来ますが、この場合には市民権取得の受審は出来ません。